地蔵関連地獄説話:『今昔物語集』から『一四巻本地蔵菩薩霊験記』への変容

초록

本稿は『今昔』巻十七に所収された地蔵関連地獄説話の特徴を明らかにし、また、後代に成立した『霊験記』の同話との比較を通じて地獄観の変遷の一端を考察したものである。  考察の対象となった『今昔』の地蔵関連地獄説話は、『今昔』十七の計32話中、地獄と関連する14話である。まず、話型に関してであるが、地獄蘇生譚が計12話、地獄巡禮譚が計2話となっており、先行説話集のそれとほとんど変らない。一方、モチーフの内容において、注目すべき二、三点の変化も見受けられる。第一に、先行する説話集では、地獄の位置が現世と連続的な空間として捉えられる、第二に、先行する説話集では、閻魔王が裁判官としての権威が強調されるが、地蔵説話ではその権威が薄れ、専ら地蔵の地獄拔苦の功徳が強調される。第三に、先行する説話集では、堕地獄の理由が比較的明記されているが、地蔵説話では堕地獄の理由が不分明であるか、あるいは善業を積んだ人さえも地獄に堕ちる場合が多い。  『今昔』と『霊験記』の両書の相違点については、『霊験記』の方が『今昔』より地蔵専修の性格が強いこと、地獄観の変化があったことなどが挙げられる。

키워드

日本說話、地藏菩薩、十四巻本 地蔵菩薩霊験記、『今昔物語集』Folk tale of Japan、 Ksitigarbha Bodhisattva、Jizoboatsu-reigenn-ki、 Konzaku-monogatari-shu
제목
地蔵関連地獄説話:『今昔物語集』から『一四巻本地蔵菩薩霊験記』への変容
저자
이시준
DOI
10.21481/jbunka..40.200903.199
발행일
2009
저널명
日本文化學報
40
페이지
199 ~ 215