他動性再考 -使役性との境界的意味を中心として-

A Study of Transitivity in Japanese- It centers on the transitive verb containing causativity -

초록

本稿は、他動詞を対象に使役性との境界的意味を表す他動詞の他動性の問題を再考し、典型的他動性について分析したものである。他動性に関する従来の考え方の矛盾を指摘し、対象の変化を含意する他動詞でもすべて他動性が高いとは言えないことを検証した。  典型的な他動性の出来事とは、動作主が対象に対し直接動作を行い、動作主の状態は通常の力の状態である。より簡単な動作のほうが複雑で入り組んだ動作より、対象を完璧に制御出来るため、簡単な操作で遂行可能な事態を表す他動詞のほうがより典型的他動性を表すと言える。  他動性の意味要素を抽出すると次の通りである。 【他動性の意味素性】 [1] 意志的行為:動作主の行為が意志的である。 [2] 円心的行為:行為は動作主から対象に及ぶ。 [3] 動作の簡潔さ:動きは簡単な操作である。 [4] 制御状況:動作主の通常の状態で制御が行われる。 [5] 対象への依存性:対象に依存しない行為である。 上記の意味素性を多く含むほど他動性の高い動詞と認定することができる。  ヴォイス体系の中での他動性は次のような位置関係を示していると言える。 【意味概念の関係】 《自発性》-<自動性>-<他動性>-《使役性》 使役性をおびる他動詞は典型的な他動詞ではなく使役動詞へ連続していく中間的なタイプであり、それは意味的・形態的特徴からも確認することができる。ヴォイス体系全体像の中での他動性の姿を位置づけることができた。

키워드

他動性、使役性、自他對応、制御、ヴォイス体系
제목
他動性再考 -使役性との境界的意味を中心として-
제목 (타언어)
A Study of Transitivity in Japanese- It centers on the transitive verb containing causativity -
저자
권승림
발행일
2004-12
저널명
일본연구
호
23
페이지
425 ~ 443