「してもらう」文の文タイプの移行について― 受益性を表さないタイプを中心に ―

A Study on the Transition of the Sentence Types of ‘Sitemorau’ Sentences in Japanese: Focusing on the Types Not Indicating Beneficialness

초록

本稿は受益性を表さない「してもらう」文を対象に、文タイプの移行関係について記述したものである。<ものがたり文>の「してもらう文」は、聞き手への働きかけ性が認められると<まちのぞみ文>、さらに<さそいかけ文>への移行が頻繁に起こるのである。 分析対象と文タイプの移行関係を示すと次のとおりである。 [1]「してもらおう」タイプ:<さそいかけ文>へ移行 [2]「してもらいたい」タイプ:<まちのぞみ文>から<さそいかけ文>へ移行 [3]「してもらってもいい」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行 [4]「してもらっては困る/してもらわないと困る」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行 [5]「してもらわないといけない」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行 [1]タイプは動詞の意志形で聞き手への働きかけを表す場合である。[2]タイプは「たい」形が後接するので、それ自体<まちのぞみ文>であるが、聞き手への働きかけを表すことができる。[3]から[5]タイプは当為的モダリティ形式と共起し、基本的には<ものがたり文>であるが、<さそいかけ文>への移行が見られる。[2]の場合、否定形あるいは過去形になると、文タイプの移行が行われないことがある。[4]と[5]タイプのうち後方省略タイプは、<まちのぞみ文>または<さそいかけ文>への移行が行われやすくなる。

키워드

sitemorau-sentencetransition of sentence typenarrative sentenceoptative sentencehortative sentence「してもらう」文文タイプの移行ものがたり文まちのぞみ文さそいかけ文
제목
「してもらう」文の文タイプの移行について― 受益性を表さないタイプを中心に ―
제목 (타언어)
A Study on the Transition of the Sentence Types of ‘Sitemorau’ Sentences in Japanese: Focusing on the Types Not Indicating Beneficialness
저자
권승림
DOI
10.21808/KJJE.64.04
발행일
2023-08
저널명
일본어교육연구
64
페이지
39 ~ 51